前回からセラミック矯正というものについてお話しております。

 

②失敗セラミックの構造

 

前回お見せした、セラミック矯正のみるからに悲惨な

失敗症例のやりなおしのご依頼時、

以前入れていたセラミックをはずした状態です。

こちらに見える銀色のとがっている部分、これは金属です。

エックス線でみると、同じ方のエックス線ではないのですが

このように見えます。

説明書きの青い部分が金属です。

この症例でも金属の周りは虫歯になっています。

ですので、こちらの症例でも内部は虫歯であるはずです。

つまり、神経を取ることはもちろん、歯牙補強材も

金属治療という粗悪さ。いずれコアの回でお話をいたします。

コアCoreと呼びますが、これに関しましてはInstagramの

ストーリーズハイライトにCoreの都市伝説というモノを

書いていますので参考になさってください。

 

特筆すべきは

真ん中の歯のオレンジ色の部分です。

これは神経のあったところに根の先まで滅菌したゴムが

詰め込まれている一般的な根の治療後の処置です。

 

上にかぶさっていたものを外した段階でこの状態ですから

ココの歯はつまりは

 

セオリーである補強、つまり金属の補強ですらされず削りっぱなしで

歯を入れた、というような状況ということです

 

密着はしていませんので、ゴムの周りは真っ黒。虫歯です。

 

そもそも、このように旧素材を使用した治療のセオリーにも

乗っ取っていないことが、未だに非常に多いのが現状です。

 

事実材質や構造、そしてテクニックを最新に合わせていけば

このようなことを回避できます。

 

次回からはセラミックでの歯並び修正(セラミック矯正)は

どのように進化しているのかをお話します。

 

症例の効果は個人差があり、記載の効果が同様に現れない場合があります。
それは事前カウンセリング、事前検査によってわかりますので、カウンセリング、
検査結果はよくお聞きになっていただき、ご理解を深めた上での施術依頼をお願いいたします。
歯周病の程度や、歯牙の崩壊、本数が少ない場合、虫歯のリスクの高い人、
歯根吸収のリスクが高い人、リード楽器等歯で咥えて吹く楽器の奏者の人、
糖尿病やリウマチ、血液疾患があり、治療が優先的ではない人、
重度の顎関節症の人、心身衰弱の人、は歯並びの治療は適応ではありません。
またセラミックによる歯牙形態修正、歯髄除去をした場合、
使用方法、環境により歯牙自体の寿命が短くなる場合もあります。
ワイヤー器具、マウスピース器具などを用いた歯列矯正、
セラミックによる歯列修正おこなった場合、以下の症状が発生する場合があります。
これらの症状の発生の有無及び程度は、ご自身の体質や、治療期間中の体調、
ご自身の口腔内清掃の状態により異なります。
歯の痛み、虫歯、歯肉炎、口内炎、歯根吸収、顎関節の違和感、歯槽骨吸収、歯周病、
アレルギー症状、歯肉退縮

 

 

 

目白の歯医者・審美歯科ワイズデンタルキュア