誤解!?◆ セラミック矯正 は悪いのか?◆第三話一般的なセラミック歯並び修正の問題点。
前回まで具体的にセラミック矯正の失敗例をお話してきましたが、
一般的なセラミックの歯並び修正(セラミック矯正)の問題点と解決をまとめていきましょう。
①削りすぎ これは計画性のなさがそうさせます。
②やみくもに神経を取る こちらも計画性のなさと、今はあるテクニックを使うことで
神経を残すことができるのです(生活歯髄切断法を応用)神経が残るということは
根の先が膿んでしまうというようなトラブルが起きません。
「神経は最良の根充材である」と昔から言われます。
③前世代の治療材料の使用 新世代の治療材料を知る。
④噛み合わせの在りかた、歯には削ってはいけないところが人それぞれあるのです。
こんなことから、セラミックを使用した歯並び修正も今はかなり問題を解決できるようになりました。
歯列矯正を否定しているわけでは全然ないのですが、
事実、歯列矯正ができない方というのはかなりの数でいます。
芸能などされている方はもちろんですが、私はセラミックでの歯列修正(セラミック矯正)
は、どうしても必要な場合があると思っています。
歯列矯正をしただけでは解決できない問題があることも多いです。
美容の目的がある場合に、ご自身の歯がサイズ、質、傷み具合、このようなことが
問題点として全くなく、大変お綺麗な方だけではないはずです。
また本格的な歯列矯正はなんだかんだ、生活になじませることは大変です。
時には、歯列矯正を途中で止めて、当院でセラミックで修正してくださいと
ご依頼いただくことも、少なくありません。
歯列矯正は、表ワイヤー、裏ワイヤー、マウスピースとそれぞれに試練があります。
どれにせよお口の中に装置が付くことには変わりなく、ジムでダイエットや鍛えるように
目的に向かってご自身が3年ほど頑張るものです。
我々はトレーナー的立場でしかないと言っても過言ではありません。
ご自身が一日中、ゴムをかけたり、マウスピースをしたりと
すごいメンタルだと思います。
裏側矯正、でもゴムをかけている患者さんです。
結構なモチベーションが必要なのは事実です。
たとえば、よくご質問いただきますが
セラミックで歯並びを治すことと、歯列矯正はどちらがいいですか?と
お話されている時点で、歯列矯正に向かないのではないか?
とカウンセリングしながら考えております。
歯列矯正を楽しめて治療をお受けになる方は、カウンセリングでなにも悩まずに、
「歯列矯正がしたいです!」
と言う方だと思います。
そういう方は、毎月ご自身の動いていく歯を撮影したり、SNSにも
#矯正女子
などと投稿してらっしゃいます。
無理して歯列矯正をされた方は、ゴムかけや外せる装置(インビザラインなど)を
全然しないので、何年たっても一向に治らず
「まだ治らないのですか?いつまでこれをするのですか?」と
私どもにお怒りになるのもわかるのですが、まるで塾講師が勉強してないんだろうな
という子に対し、
「勉強している??」って聞いているような微妙な気持ちになることもあります。
まずは芸能をされている方は、ほとんどが向かないのではないか?と
近頃は経験上思っております。
そんな理由から、セラミックの治療方法もどこまで安全にできるのかを
ここ数年は突き詰めておりました。
次回から、今回の問題点と解決策、セラミックでの歯並び修正(セラミック矯正)
の具体的進化を一つづつ、お話ししたいと思います。
症例の効果は個人差があり、記載の効果が同様に現れない場合があります。
それは事前カウンセリング、事前検査によってわかりますので、カウンセリング、
検査結果はよくお聞きになっていただき、ご理解を深めた上での施術依頼をお願いいたします。
歯周病の程度や、歯牙の崩壊、本数が少ない場合、虫歯のリスクの高い人、
歯根吸収のリスクが高い人、リード楽器等歯で咥えて吹く楽器の奏者の人、
糖尿病やリウマチ、血液疾患があり、治療が優先的ではない人、
重度の顎関節症の人、心身衰弱の人、は歯並びの治療は適応ではありません。
またセラミックによる歯牙形態修正、歯髄除去をした場合、
使用方法、環境により歯牙自体の寿命が短くなる場合もあります。
ワイヤー器具、マウスピース器具などを用いた歯列矯正、
セラミックによる歯列修正おこなった場合、以下の症状が発生する場合があります。
これらの症状の発生の有無及び程度は、ご自身の体質や、治療期間中の体調、
ご自身の口腔内清掃の状態により異なります。
歯の痛み、虫歯、歯肉炎、口内炎、歯根吸収、顎関節の違和感、歯槽骨吸収、歯周病、
アレルギー症状、歯肉退縮