顎関節症と全身への影響

東京都豊島区目白の歯医者・審美歯科、ワイズデンタルキュア東京です。
顎関節症は、顎の関節に起きる病態を指し、その初期症状や進行形態が多岐にわたり、患者さん自身が気づきにくい症状から始まります。
一見すると、顎に限定された小さな問題のように思えますが、その影響は顔全体から全身に及び、さらに精神的な健康にも影響を与えることがあります。
今回は、顎関節症が重度になるとどのような全身症状が現れるのか、またその治療法について、早期治療の重要性を含めて詳しく解説していきます。
『顎関節症の初期症状とは?』
顎関節症の初期症状は多岐にわたりますが、口が開きにくい、開口時に雑音がする、噛み合わせが悪くなるなどが代表的です。
これらの症状は日常生活において比較的気づきやすいものです。
しかし、これらを顎関節症のサインと捉え、早期に適切な診断と治療を受けることが重要です。
『重度の顎関節症がもたらす全身への影響』
重度の顎関節症では、顎の痛みだけでなく、頭痛、肩こり、腰痛など全身に痛みが広がります。
これは顎を支える筋肉のバランスが崩れることにより引き起こされます。
また、耳鳴りやめまいが発生することもあり、顎関節症の影響が内耳にまで及んでいることを示します。
顔や全身のゆがみは、噛み合わせの悪さが長期間続くことで発生し、顔の非対称性や全身の姿勢の悪化につながります。
さらに、顎関節症は精神的な健康にも影響を及ぼし、慢性的な痛みがストレスや不安、睡眠障害を引き起こすこともあります。
『顎関節症の治療法』
顎関節症の治療は、顎位矯正、咀嚼筋のメンテナンス、噛み合わせ矯正などが主な方法です。
これらの治療は、顎の正常な位置を回復させ、噛み合わせの改善を目指します。
重度の場合には外科的治療が必要になることもありますが、それには専門のクリニックでの適切な診断が必須です。
早期発見・早期治療が、顎関節症による全身への影響を最小限に抑える鍵となります。
『顎関節症と日常生活』
顎関節症の予防と管理には、日常生活における様々な習慣の見直しが重要です。
無意識のうちに行っている頬杖や片側だけで噛むなどの癖、硬い食べ物を避ける食生活など、顎関節に負担をかける行為を改めることが求められます。
また、定期的な歯科検診を受けることで、顎関節症の早期発見につながります。
顎関節症は、その症状が顔や顎に限定されない多面的な病態であることを理解し、適切な時期に適切な治療を受けることが、健康な日常生活を送るために不可欠です。
ワイズデンタルキュア東京
日本歯科大学新潟歯学部(現・新潟生命歯学部)卒業後、勤務医として東京都渋谷区、北区で勤務、 2007年Y’s Dental Cure開院
【略歴】
・日本歯科大学新潟歯学部(現・新潟生命歯学部)卒業
・Y’s Dental Cure開院
東京都の矯正治療・セラミック治療専門審美歯科
『ワイズデンタルキュア東京』
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