顎関節を守るスプリント治療とは?
東京都豊島区目白の歯医者・審美歯科、ワイズデンタルキュア東京です。
顎関節症は、単に「顎がカクっとなる」といった軽い症状だけだと思っていませんか?
実は、顎関節症には多くの症状があり、適切な治療を行わないと、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
今回は、スプリント治療を中心に、顎関節症の治療について詳しくご紹介します。
顎関節症とスプリント治療
顎関節症の治療として、スプリント(マウスピース)を使用する方法があります。
これは、歯並びや噛み合わせの異常が原因で顎をずらして噛む癖がついてしまった場合に効果的です。
スプリントを使うことで、顎関節の位置を正しく安定させることができます。
特に矯正治療やセラミック治療の前にスプリント治療を行うことで、後戻りのリスクを減らし、より効果的な治療計画を立てることが可能になります。
正しい顎の位置を確認した上で治療を進めることは、長期的な安定した噛み合わせを得るために重要です。
顎関節症の音の原因
顎関節症では、顎を動かす際に「カクン」や「ガリガリ」といった音が鳴ることがあります。
この音の原因は、顎関節内の軟骨(関節円板)が正しい位置からずれているためです。
軟骨が本来の動きから外れることで、関節の滑らかな動きが妨げられ、音や痛みが発生します。
症状が進行すると、顎の動きが制限されるだけでなく、他の症状が現れることもありますので、早めに治療を開始することが大切です。
スプリント治療の流れと効果
スプリント治療は、顎関節の位置を改善するための重要なステップです。
まず、スプリントを装着して顎の位置を整えます。
この治療を続けることで、顎の筋肉の硬直が緩和され、正しい噛み合わせを確認することが可能になります。
その後、矯正治療やセラミック治療を行い、正しい噛み合わせに調整していきます。
スプリント治療は、筋肉や関節への負担を軽減し、後戻りしにくい安定した噛み合わせを実現します。
顎関節症の治療が必要な理由
顎関節症は、自然に治ることが少なく、放置すると症状が悪化する恐れがあります。
特に、歯ぎしりや食いしばりが原因の場合、顎や歯に過剰な負担がかかり、関節や筋肉にダメージを与えます。
これにより、頭痛や肩こり、さらには睡眠障害といった全身の不調を引き起こすこともあります。
適切な治療を行うことで、これらの症状を予防し、生活の質を向上させることが可能です。
スプリント治療の注意点
スプリント治療には、効果を最大限に引き出すためのいくつかのポイントがあります。
まず、定期的に調整を行い、スプリントの状態を保つことが重要です。
また、治療の過程で顎の位置が安定した後に、矯正治療などを行うことで、噛み合わせを最適な状態に仕上げます。
ただし、顎関節症の重症度や患者さんの体調によっては、治療が適さない場合もありますので、事前のカウンセリングと診断が欠かせません。
適切な治療を受けることで、顎関節症のリスクを減らし、長期的な健康を維持できます。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ワイズデンタルキュア東京
日本歯科大学新潟歯学部(現・新潟生命歯学部)卒業後、勤務医として東京都渋谷区、北区で勤務、 2007年Y’s Dental Cure開院
【略歴】
・日本歯科大学新潟歯学部(現・新潟生命歯学部)卒業
・Y’s Dental Cure開院
東京都の矯正治療・セラミック治療専門審美歯科
『ワイズデンタルキュア東京』
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