顎関節症の痛み、どこが痛い?症状別に徹底解説!
目次
- 顎関節症の痛みが出る場所とは?
- 顎関節症の痛みの原因を知ろう
- セルフチェック!顎関節症による痛みの見分け方
- 顎関節症の痛みを和らげるセルフケア
- 痛みが強いときはどうする?受診のタイミング
- 顎関節症による痛みを予防するために
- まとめ
東京都豊島区目白の歯医者・審美歯科、ワイズデンタルキュア東京です。
「口を開けるたびに耳の前が痛い」「頬やこめかみがだるく感じる」など、あごの痛みで悩んでいませんか?
これらは顎関節症の可能性があります。
多くの人が経験する顎関節症ですが、その痛みの場所や原因は意外と知られていません。
今回は、顎関節症が引き起こす痛みの場所と原因、セルフケアの方法を詳しく解説します。
顎関節症を正しく理解することで、早めの対策が可能になります。
最後まで読んで、顎の痛みを軽減し、快適な生活を取り戻すためのヒントを見つけてください。
顎関節症の痛みが出る場所とは?
耳の前や顎の関節部
顎関節症の代表的な痛みの場所は、耳の前や顎の関節部分です。
この部位には顎関節があり、口を開け閉めするたびに使われる重要な部分です。
顎関節症になると、この部分に炎症が生じ、痛みを感じるようになります。
特に大きく口を開けたり、硬いものを噛むときに痛みが悪化することが多いです。
押さえたり触ったりするだけで痛む場合もあり、症状が進行すると日常生活に支障をきたすことがあります。
頬やこめかみの筋肉
顎を動かす筋肉に炎症や緊張が起こると、頬やこめかみ周辺にも痛みが波及することがあります。
この痛みは、咀嚼筋や側頭筋と呼ばれる筋肉の負担が増えることで発生します。
特に、片頭痛や顔のだるさ、腫れぼったさを伴う場合は、顎関節症が進行している可能性が考えられます。
こうした痛みは、日常的な会話や食事のたびに悪化することがあり、放置すると慢性化する恐れもあるため注意が必要です。
頭痛や首、肩こり
顎関節症が引き起こす痛みは、頭痛や首、肩こりなど広範囲にわたる場合もあります。
これは、顎関節と周辺筋肉が緊張し、神経を刺激することが原因です。
これらの症状は、ストレスや姿勢の悪さとも密接に関連していることが多く、対処しないと長期的な不快感や痛みに繋がる可能性があります。
肩こりや頭痛が慢性的に続く場合は、顎関節症を疑うことも重要です。
顎関節症の痛みの原因を知ろう
筋肉の炎症や緊張
顎関節症の主な原因の一つに、顎を動かす筋肉の炎症や緊張があります。
食いしばりや歯ぎしりなど、顎に負担がかかる行為が続くと筋肉が硬直し、痛みが発生します。
特にストレスが加わると無意識に顎を緊張させてしまい、症状を悪化させることがあります。
日中の顎の使いすぎや無理な動作を避けることが大切です。
噛み合わせやストレス
噛み合わせが悪いと、顎関節に不均等な負荷がかかり、炎症や痛みを引き起こします。
また、ストレスによって顎の筋肉が無意識に緊張することも顎関節症の大きな原因です。
特に長時間のパソコン作業やスマホの使用など、顎を固定した姿勢でいることが多い人は注意が必要です。
放置すると慢性的な痛みに発展する場合もある
初期段階の軽い痛みを放置すると、顎関節症が進行し、慢性的な痛みや機能障害につながる可能性があります。
一時的に症状が和らいでも、根本的な原因を取り除かない限り再発しやすいため、早めに対処することが重要です。
セルフチェック!顎関節症による痛みの見分け方
顎を動かしたときに痛みがあるか確認
顎を動かした際に痛みを感じる場合、顎関節症の可能性が考えられます。
口を開けるときや、物を噛むときに痛みが強まる場合は要注意です。
さらに、痛みが片側に集中することも多く、左右どちらかの顎関節が炎症を起こしていることが原因であることがあります。
関節部分から「カクカク」音がする
顎関節症の初期症状として、関節部分から「カクカク」や「ポキポキ」といった音が聞こえることがあります。
これは、関節内の円板が正常な位置からずれているために起こるものです。
音だけの場合は経過観察で済むこともありますが、痛みや口の開けづらさを伴う場合は専門医に相談しましょう。
痛みとともに口が開きにくい場合は要注意
顎関節症が進行すると、痛みとともに口が開きにくくなることがあります。
指1本分しか開けられない場合や、開ける際に強い引っかかりを感じる場合は、顎関節の状態が悪化している可能性が高いです。
早期診断と治療が大切です。
顎関節症の痛みを和らげるセルフケア
硬い食べ物を避けて顎の負担を軽減する
硬い食品は顎の筋肉や関節に大きな負担をかけるため、痛みを悪化させる要因になります。
柔らかい食べ物を選ぶことで、顎を休ませることができます。
特に痛みが強いときは、スープやヨーグルトなど、咀嚼の必要が少ない食事を意識的に摂ると良いでしょう。
姿勢を整えて顎関節への負担を減らす
正しい姿勢を保つことも顎関節症の痛みを軽減する方法の一つです。
頭を前に突き出す姿勢や長時間の前かがみは、顎関節に負担をかけます。
椅子に深く座り、背筋を伸ばした状態で作業することを心がけましょう。
顎の筋肉を温めたりマッサージをする
顎の筋肉を温めることで血流が促進され、痛みが和らぐことがあります。
入浴中や就寝前に温湿布を行うと効果的です。
また、痛みのある部分を軽くマッサージすることで筋肉の緊張をほぐすことができ、症状の緩和につながります。
痛みが強いときはどうする?受診のタイミング
痛みが1週間以上続く場合
顎関節症の痛みが1週間以上続く場合は、自然に治癒する可能性が低いため、専門医を受診する必要があります。
早期診断を受けることで、適切な治療が可能になります。
口の開閉が制限される場合
口を開けるときに強い痛みを感じたり、十分に開けられない場合は、顎関節の機能に問題がある可能性が高いです。
マウスピースや物理療法など、適切な治療で改善が期待できます。
マウスピースや物理療法が効果的な場合も
専門的な治療には、夜間に装着するマウスピースや、物理療法(筋肉のリハビリや温熱療法など)が含まれます。
症状に応じた適切な治療法を受けることが、顎関節症の早期回復につながります。
顎関節症による痛みを予防するために
歯ぎしりや食いしばりを意識して減らす
日中の無意識な食いしばりや夜間の歯ぎしりを防ぐことが、予防の第一歩です。
リラクゼーション法を取り入れたり、必要に応じてマウスピースを使用することで負担を軽減できます。
長時間のスマホ操作や前かがみ姿勢を避ける
スマホの画面を長時間見続けることは、前かがみの姿勢を引き起こし、顎関節に負担をかけます。
定期的に休憩をとり、姿勢をリセットすることが痛みの予防につながります。
緊張を緩和するリラクゼーション法を取り入れる
深呼吸や軽いストレッチなどのリラクゼーション法を日々の生活に取り入れることで、全身の緊張を緩和し、顎関節への負担を減らすことができます。
特にストレスが顎関節症の引き金となっている場合、効果的です。
まとめ
顎関節症の痛みは、耳の前や顎の関節、頬やこめかみ、さらには頭痛や肩こりなど多岐にわたります。
その原因には筋肉の緊張や噛み合わせの問題、ストレスなどが関係しており、放置すると慢性化する可能性があります。
セルフチェックを行い、症状を早期に発見することが重要です。
セルフケアを実践しつつ、痛みが続く場合は専門医に相談しましょう。
日常生活での工夫によって顎の健康を保ち、快適な生活を送ることができます。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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