顎関節症とはなにか?顎関節症を顎がカクっとなる症状だけだと軽んじてませんか?
スプリント治療について
歯並びや噛み合わせに異常があると、顎をずらして、噛んでいる傾向があります。 顎をずらして噛んでいる場合には、正しい顎関節の位置で歯を並べないと、治療後に後戻りしてしまう原因となってしまいます。そのため、矯正治療やセラミック治療の前にスプリントを用いた顎関節治療を行い、顎の位置を改善する必要があります。 スプリント治療後は、本来のかみ合わせの状態のため、どのように歯を動かすべきか的確に診断し、治療計画を具体的に立てることができます。
なぜ顎関節症は音が鳴るのか
音を出しているのは軟骨。それはどういう状態なのか?まず、下の動画をご覧ください。
※この動画は以前海外の先生にいただきました。もう20年くらい前です。
顎関節症は意外に多くの人がかかっている病気
次のような症状も顎関節症にはあると言えます。口が開かない、開きにくい。顎・顔が痛い。頭が痛い、朝起きると頭痛がする。食いしばり、歯ぎしり。後頭部、首筋の痛み。肩こり、背中、腰痛。鬱病、めまい、難聴、耳鳴り、統合失調症。
顎関節症の治療について
まず患者さんに症状をお聞きします。顎の関節のCTスキャン画像と左側の関節模型です。関節の隙間が少なく、関節を圧迫した状態です。
顎関節症のスプリント治療(マウスピース)
スポーツパフォーマンス向上用マウスピースの作製し、治療の継続、スプリントが古くなれば新製する。最終的に、治療で得た噛み合わせに現在の噛み合わせの再構築をおこなう。
治療効果には個人差があり、記載の効果が必ずしも現れるとは限りません。
事前カウンセリングや検査で、治療が適切かどうかを判断することが重要です。
歯周病の程度や歯牙の崩壊、むし歯のリスクの高い方、歯根吸収のリスクが高い方、リード楽器の奏者、糖尿病やリウマチ、血液疾患のある方、重度の顎関節症や心身衰弱の方は、治療が適応しない場合があります。
術後数日程度、噛み合わせの違和感や冷たい水がしみることがあります。また稀に腫れ・痛みが生じることがあります。