矯正治療

  • kyousei-blog

    抜歯矯正の治療期間のこと1 3D歯列矯正のススメ

    こんにちは、ワイズデンタルキュアです。

    今日は、抜歯矯正の治療期間についてお話いたします。

    このようなケースは当然ながら上下左右4番目の抜歯矯正ということになります。

    さて、抜歯矯正の期間はどのくらいでしょうか?

    よく聞く歯列矯正の期間は2年といいます。

    この症例は3年半はかかっているのです。長いですか?

    こちらをご覧ください。

    かなりの前突と奥歯の噛み合わせの低下による、顎関節の圧迫が

    見受けられる症例です。

    術後を見てください。

    前歯がひっこんだ!というのは短絡的です。

    当然、顔面の変化はかなりあったでしょう。

    奥歯の噛み合わせの上昇がみられていること、

    また噛む位置の変化がおきていることで、顎関節の正常化も

    見られているのです。

    顎関節の正常化はお顔の歪みの正常化につながります。

    このように抜歯矯正が必要なケースは特に劇的な変化を

    及ぼしますが、大事なのは

    引っ込めるための抜歯 という2D感性ではなく

    それぞれの歯の位置の並べなおし、という3Dの感性です。

    2Dな歯列矯正は、つまり並べばよい歯列矯正は期間が短いです。

    それこさ、1年半ということもあります。

    3D歯列矯正は2Dの倍動く項目があるのです。

    ですので、時間がかかるということになります。

    当方が力をいれている、噛み合わせ、顎の位置、そして美しい歯並び

    これらを作り上げるのは、並べるだけではない、噛ませるのです。

    それが当方が時間をかけている理由です。

    次回はもう一つの理由、ロストについてです。

    2025.04.27 , , , , , , ,

  • kamiawase

    セラミックで前歯をデザイン勢に知っておいてほしいこと④ 前歯を後ろにすることで顎はどこにいく?

    こんにちは、ワイズデンタルキュアです。

    昨日前歯を内向きにすると、下の顎が後方に移動し噛む位置が変わってしまう

    お話をいたしました。

    前歯が内側傾斜するということは下の顎は自然に奥歯噛みの噛み合わせになります。

    そうすると顎の関節は

    大きい黒い丸が耳の穴です。

    顎の関節は奥に移動して耳を圧迫します。

    結果、頭痛、耳鳴り、めまい、難聴、くいしばりなどの症状がでる噛み合わせのなります。

    顎関節症です。

    上の前歯が適正位置の時は

    下の顎は適正位置に行き

    前方に来るのです。

    これは教科書的な良い位置です。

    前歯を美容目的だけで内向きにしようと考えると

    このようなデメリットがあり、健康を害します。

    こういうことをわかっていて美容と向き合うことと

    知らないでなんとなくやっちゃうのでは随分話が違います。

    2025.04.09 , , , , , ,

  • kamiawase

    セラミックで前歯をデザイン勢に知っておいてほしいこと③ 内向きが歯列矯正でもおきる顎関節症の正体

    こんにちは、ワイズデンタルキュアです。

    先日、内向きの歯の模型を用意してみました。

    まず、横から見やすいよう歯を半分外して前歯の当たり方をご覧ください。

    前歯の正常な誘導の仕方でした。

    さて内向きですとどうなるでしょう?

    すでに噛ませた状態で、顎は後方移動しています。この状態のデメリットをお話しします。

    どれだけ少々の傾斜の違いで力がかかるのかがわかるかと思います。

    この力は顎関節を圧迫して、顎関節症を引き起こします。くいしばり、頭痛ももちろんです。

    難聴さえ引き起こすのです。

    セラミックはもちろん、誤った歯列矯正もこのようなかみ合わせになるのです。

    ひっこめたいひっこめたいは、考えないとたいへんなこととなります。

    2025.04.08 , , , , , , , ,

  • kamiawase

    セラミックで前歯をデザイン勢に知っておいてほしいこと②前歯が内向きになってしまうと

    こんにちは、ワイズデンタルキュアです。

    昨日、前歯の内向き模型を作ってみました。

    さてどうなるでしょうか?

    このように顎が後ろに下がっていきます。

    食いしばりも激しくなり、奥歯が崩壊していきます。

    前歯の角度で顎が後ろに下がって噛むようになります。

    顎関節症も併発します。

    前歯に余計な内向きをつけていないときは、このように顎が通常の位置にいます。

    結論歯列矯正で顎関節症になるのもこのような原理です。

    2025.04.07 , , , , , , ,

  • ceramic-blog

    セラミックでの治療を最小限で美しく仕上げる方法②

    こんにちは、ワイズデンタルキュアです。

    前回もお届けいたしました、セラミックでの治療を最小限で美しく仕上げる方法の

    二回目です。

    こちらもWAXーUPです。

    このような歯並びです。このような歯並びをセラミックで仕上げるのでしたら

    これは一つの案です。

    とにかく歯並びから逸脱した前歯が今回の攻略ポイントでしたので

    そちらは2本抜歯で対応いたしました。

    治療に先立ち、どのようにするとこのようになる、と

    状況を理解できます。

    それをみて治療に向き合うのでも良し、やらぬも良しです。

    もちろん噛み合わせの確認から、この内容が顎関節にどのように

    影響するかも判断できます。

    WAXーUP作製 ¥13200

    2025.03.24 , , , , , , , ,

  • ceramic-blog

    セラミックでの治療を最小限で美しく仕上げる方法①

    こんにちは、ワイズデンタルキュアです。

    セラミックで前歯を綺麗にしたい!そんな風に考えられる方が毎日カウンセリングに

    いらしていただいていますが、

    必ずお勧めしているのが、こちら

    WAX―UP模型です。

    これはこのような歯並びの方を

    最小限、最小切削量で安全に仕上げるならどのようにするか

    ご契約の前にご一緒に検討、理解しあえます。

    こちらは

    4本が裏側まで、クラウン。

    ラミネートべニアが2本。

    そんな設定であれば、ここまで治せますよ。という最小限整いプランで

    ご案内します。

    この計画がなければ

    できあがるまで、どんな形で仕上げ、術者もとりあえず削るみたいなやり方しかできないのです。

    カウンセリング時にご案内しています。

    WAX-UP模型 ¥13200

     

    2025.03.23 , , , , , , , ,

  • cosmetic

    一緒に矯正診断しましょう【矮小歯】にお悩みの方。これも一つの正解の出し方。裏側矯正 デジタル矯正①

    こんにちは、ワイズデンタルキュアです。

    このような歯並びの方のご相談です。

    まずは一緒に見てください。

    特筆すべきは、八重歯が目立ちます。

    下の歯は前歯が2本足りないようです。

    お顔の正中にたいしての下の顎のズレが見受けられます。

    お口の中を見てみましょう。

    上の2番めの歯は、形が小さいのがわかりますか?

    これは矮小歯といいます。特徴的な歯です。

    この歯がありますと、歯並びは悪くなります。

    理由は前歯のスペースの維持ができないからです。

    おまけに今回のケースは下の前歯もないのでそもそも下の顎は

     

    狭くなっているのです。これは顎の位置を悪くします。

    下の顎のサイズに噛み合わさるように上は成長したので、

    矮小歯分、歯並びが狂います。

    それが八重歯の理由です。

    それならば、矮小歯を抜いて歯列矯正すればサイズは合う。

    しかし前歯は6本であるところ、4本になり、見た目上は劣る。

    さてどうするか??これが今回の難しいところです。

    つづく

    2025.03.21 , , , , , , , , , , ,

  • ceramic-blog

    第三話 ワタシのベストを教えてください!歯がグラグラ、歯根は溶けて歯槽骨は溶けて、散々なこのケースの結末 【完成編】審美編

    こんにちは、ワイズデンタルキュアです。

    歯列矯正を失敗されたケース 完結編です。

    結論今回のケースの歯列矯正で起きた状況は

    1.噛み合わせを見失った(どこで噛んでいいのかわからなくなった)

    2.骨と歯根のロストによる、歯の安定(歯がグラグラである)

    3.見た目の悪化

    これらが大まかな内容となります。

    今回はこの3、見た目の悪化についてです。

    これに関しましては、特にお気になさっていた、上の歯はすべて

    補綴 セラミックで仕上げますので、いくらでも操作できます。

    では見ていただきます。

    画像暗めですが、下の状態がファイナルです。

    本当は私は、この真っ白な感じをあまり好んでいないのですが

    これが患者さんとお話ししたお望みであればそれでいいのです。

    お口元がへの字口風である状態が口角が上がり目で変えられました。

    このような状態で治療は収束いたしました。

    費用に関しましてはハイグレードセラミック治療 一本 187000円

    15本

    咬合位確立、顎関節治療 495000円

    今回、学ぶべきことは、

    歯列矯正が下手ということはまずですが、

    歯列矯正に頼りすぎた、ということです。

    矯正前の状態はわからないので何とも言えませんが

    ご本人の望まれるベスト

    短期間で!歯並びを整える というニーズに対し

    ご自身の医院の唯一の商品である、矯正というものだけで

    何かを成し遂げようとしたことがまずはいかがかと思います。

    歯列矯正に、明確な期間を要求することは困難です。

    目安はできたとしても、必ず1年以内で、など言語同断です。

    風邪をひいて、3日で治す、とかはわからないじゃないですか?

    多分、1週間ほどでは治るよとはお伝え出来ますが、7日ではなく8日かもしれない。

    歯列矯正は、不正歯列というものに対しての治療、であることをお忘れなく。

    今回の失敗は、患者さんの短期間ニーズに無理やり答えようとして、無理やり最初から強い力を

    歯に矯正力としてかけた先生がよろしくない。

    短期間がどうしてもの課題ならば、選択として

    1.あきらめてもらう

    2.セラミックを使用して補綴的アプローチを勧める

    シンプルにこの2つであれば、ここまでのことにはなっていないのです。

    SNSではまるで、歯列矯正が善でセラミックを使用した歯並び修正が悪のような論争が続いています。

    そんな本当は善悪などないものにとらわれているうちに、変なマウスピース矯正に騙されている患者さんが

    続出しているのが、今の日本の歯並び事情です。

    実際今回のお話の、短期間をどうしても臨んだ、前歯はもともと一本なくブリッジである

    このような状態で数本の補綴で済んだかもしれないものを、

    無理やり、短期間歯列矯正で済まそうとしたことは、まったくもって本人のベストではありません。

    SNSはいつも善悪でにぎわってしまっています。

    気が付くべきは

    誰かの善は誰かの悪だということで、ベストは自分にしかないのだということ。

    専門家はご本人のお声を必死に聞いて、その方の善を導くということ。

    今回は専門家の善を貫いた結果、ご本人には悪となってしまった、ということです。

     

    2025.03.20 , , , , , , , , , , ,

  • ceramic-blog

    第二話 歯がグラグラ、歯根は溶けて歯槽骨は溶けて、散々なこのケースの結末 【完成編】固定ということ

    こんにちは、ワイズデンタルキュアです。

    ご紹介もこれを入れて2回で終わります。歯列矯正を失敗されたケースです。

    結論今回のケースの歯列矯正で起きた状況は

    1.噛み合わせを見失った(どこで噛んでいいのかわからなくなった)

    2.骨と歯根のロストによる、歯の安定(歯がグラグラである)

    3.見た目の悪化

    これらが大まかな内容となります。

    前回は1をお話いたしましたので、2のお話をいたします。

    2.骨と歯根のロストによる、歯の安定(歯がグラグラである)

    これに関しましては、咬合の安定化を図り、骨を安定させるための固定ということに

    なります。

    それでは固定をどのようにしたか、お話いたします。

    こちらはこのように

    前は6本つないであります。臼歯部は3本ずつです。

    下の歯はこのようにしました。

    噛み合わせができていない歯をかぶせることで安定させました。

    これは3年後の骨の状態です。

    穴が開いていた部分は骨ができていました。

    反対側

    こちらも修復されました。

    歯が揺れなくなったからです。

    2.骨と歯根のロストによる、歯の安定(歯がグラグラである)

    に対してはこのように対応しました。

    次回は3です。

    2025.03.19 , , , , , , ,

  • ceramic-blog

    歯がグラグラ、歯根は溶けて歯槽骨は溶けて、散々なこのケースの結末 【完成編】顎 顎関節

    こんにちは、ワイズデンタルキュアです。

    ご紹介の続いている、歯列矯正の明らかなる失敗ケースの検証の完成編です。

    結論今回のケースの歯列矯正で起きた状況は

    1.噛み合わせを見失った(どこで噛んでいいのかわからなくなった)

    2.骨と歯根のロストによる、歯の安定(歯がグラグラである)

    3.見た目の悪化

    これらが大まかな内容となります。

    これらを打開するものはセラミックによる補綴処置となります。

    1に関しましては、

    フェイスボウによる顎位検証、スプリントによる顎位決定です。

    これは他の方の歯を横から見たところの模型です。

    こちらの噛み合わせの時の顎の位置はこちら

    そちらをスプリントという器具を作成して夜寝るときにはめていただきます。

    これで噛み合わせをリセットすることで、顎の位置はマイルドに整います。

    それで導いた顎の位置はこちらです。

    下の顎が前方転移して奥歯が噛んできていないことがわかります。

    この高さで、奥歯のかぶせ物を作ることが

    成功した歯列矯正に近いのです!

    このようにして失った噛み合わせは、顎の関節に聞く!ということで

    リカバーです。

    このようにして、この顎の位置を確立するのです。

    奥歯の高さを顎の関節に聞いて、導きました。白い矢印

    マイルドに顎は本来の噛む位置に、黄色の矢印

    下の顎が前進する形で上の前歯は角度を垂直にできます。

    出っ歯っぽいというのも、本当に上の歯がでているのかわかりません。

    つづく

    2025.03.18 , , , , , , , , ,

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