東京都豊島区目白の歯医者・審美歯科、ワイズデンタルキュア東京です。
スプリント治療中の痛みは、顎関節症の治療過程で経験することが多いですが、適切な対処法を知ることで、治療をスムーズに進めることが可能です。
今回は、スプリント治療中の痛みや、その対処法について詳しく解説していきます。

 

スプリント治療中の痛みの原因

スプリント治療中に痛みを感じる原因は、主に歯ぎしりや食いしばりによるものです。
スプリントは、顎関節や歯にかかる負担を軽減するために作られていますが、症状が強い場合には完全に負担を取り除くことができず、痛みが残ることがあります。
特に朝起きた時に痛みを感じることが多く、これは夜間に強い歯ぎしりがあった場合に起こりやすいです。
通常、起床後数時間で痛みは和らぎますが、長引く場合は歯科医師に相談し、スプリントの調整が必要かどうか確認しましょう。
スプリントの調整を定期的に行うことは、痛みの軽減に非常に重要です。
顎関節症の進行状況や歯の噛み合わせの変化に応じてスプリントを最適化することで、治療効果を高めることができます。

 

呼吸のしにくさが原因の問題

スプリントを装着することで、呼吸がしにくいと感じることがあります。
特に鼻づまりがある方は、口呼吸が増えるため、就寝中に息苦しさを感じることがあります。
このような場合、鼻づまりを解消するための耳鼻科での治療や、点鼻薬の使用が役立ちます。
また、上下のスプリントが分離されたタイプを使用することで、呼吸がしやすくなる場合もあります。
呼吸の問題がある場合は、無理せず歯科医師に相談しましょう。
快適にスプリントを使用することができれば、治療効果も高まります。

 

スプリント治療中に痛みが続く場合の対応

痛みが数日以上続く場合や、特に強い痛みを感じる場合は、スプリントの装着に問題がある可能性があります。
スプリントがしっかりとフィットしていない、あるいは歯ぎしりの力が強すぎる場合、適切な効果が得られず、逆に痛みを引き起こすことがあります。
このような場合、すぐに歯科医師に相談し、スプリントの再調整や治療方針の見直しを行うことが重要です。
痛みを我慢せずに早めに対応することで、治療が順調に進み、顎関節の状態が早期に改善される可能性が高まります。

 

スプリント治療と生活習慣の改善

スプリント治療の効果を最大限に引き出すためには、生活習慣の改善も欠かせません。
特にストレスや姿勢の悪さが顎関節症の悪化に繋がることが多いため、これらを見直すことが大切です。
リラックスできる時間を持ち、ストレッチや軽い運動を取り入れることで、筋肉の緊張をほぐし、顎への負担を減らすことができます。
また、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は、首や肩に負担をかけるため、姿勢にも注意が必要です。
顎関節症は全身のバランスに影響を与えるため、日常的に良い姿勢を心がけることが重要です。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

監修者

三井 祐一郎 | Mitsui Yuichiro

日本歯科大学新潟歯学部(現・新潟生命歯学部)卒業後、勤務医として東京都渋谷区、北区で勤務、 2007年Y’s Dental Cure開院

【略歴】
日本歯科大学新潟歯学部(現・新潟生命歯学部)卒業
Y’s Dental Cure開院

 

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