患者さんの手入れ不足だけでは説明できない理由 セラミックの境界③
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
前回、境界が茶色く見える場合には、セラミックそのものではなく、
境界部周辺の変化を考えることが多い、というお話をしました。
では、その変化は何によって起こるのでしょうか。
患者さんから
「私の歯磨きが悪かったのでしょうか?」
と聞かれることがあります。
確かに、毎日のセルフケアはとても大切です。
- コーヒー
- 紅茶
- 赤ワイン
- 喫煙

などの生活習慣も影響する可能性があります。
しかし、私は長年診療をしていて、
それだけでは説明できない症例を数多く見てきました。
同じようにコーヒーを飲んでいても、境界がほとんど目立たない方もいます。
反対に、丁寧にメインテナンスを受けていても、経年的な変化が見られる方もいます。
つまり、境界変色は一つの原因だけで起こるものではないと考えています。

患者さんの生活習慣。
歯肉の経年変化。
歯そのものの変化。
そして治療時の設計。
これらが重なり合って、長い年月の中で見た目の変化として現れることがあります。
だからこそ私は、
「誰が悪いか」
ではなく、
「なぜその変化が起きたのか」
を一緒に考えることを大切にしています。
では、もう一つ気になることがあります。
同じ生活習慣でも、噛み合わせが違うだけで長期経過に差が出ることはないのでしょうか。

次回は、私が臨床で特に重要だと感じている
「噛み合わせと境界変色の関係」
についてお話ししたいと思います。


