歯がグラグラ、歯根は溶けて歯槽骨は溶けて、散々なこのケースの結末 【完成編】顎 顎関節
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
ご紹介の続いている、歯列矯正の明らかなる失敗ケースの検証の完成編です。
結論今回のケースの歯列矯正で起きた状況は
1.噛み合わせを見失った(どこで噛んでいいのかわからなくなった)
2.骨と歯根のロストによる、歯の安定(歯がグラグラである)
3.見た目の悪化
これらが大まかな内容となります。
これらを打開するものはセラミックによる補綴処置となります。
1に関しましては、
フェイスボウによる顎位検証、スプリントによる顎位決定です。
これは他の方の歯を横から見たところの模型です。
こちらの噛み合わせの時の顎の位置はこちら
そちらをスプリントという器具を作成して夜寝るときにはめていただきます。
これで噛み合わせをリセットすることで、顎の位置はマイルドに整います。
それで導いた顎の位置はこちらです。
下の顎が前方転移して奥歯が噛んできていないことがわかります。
この高さで、奥歯のかぶせ物を作ることが
成功した歯列矯正に近いのです!
このようにして失った噛み合わせは、顎の関節に聞く!ということで
リカバーです。
このようにして、この顎の位置を確立するのです。
奥歯の高さを顎の関節に聞いて、導きました。白い矢印
マイルドに顎は本来の噛む位置に、黄色の矢印
下の顎が前進する形で上の前歯は角度を垂直にできます。
出っ歯っぽいというのも、本当に上の歯がでているのかわかりません。
つづく