噛み合わせが痛い原因は?

目次

1. 噛み合わせが痛い原因とは?

2. 咬合性外傷とは?原因と治療法

3. 歯周病による噛み合わせの痛み

4. 根尖性歯周炎の痛みと治療

5. 上顎洞炎による歯の痛み

6. 噛み合わせの悪さが全身に与える影響

 

東京都豊島区目白の歯医者・審美歯科、ワイズデンタルキュア東京です。
噛み合わせが痛いと感じることはありませんか?
その原因は単なる虫歯や歯周病だけでなく、噛み合わせの問題に起因することが多いです。
噛み合わせが悪いと、歯や顎に過剰な負担がかかり、痛みや不快感を引き起こすだけでなく、全身にさまざまな健康問題を引き起こすこともあります。
今回は、噛み合わせの痛みの原因について詳しく解説し、具体的な症状や対処法についてもご紹介します。

 

噛み合わせが痛い原因とは?

噛み合わせが痛くなる原因は、以下のようにさまざまです。

 

・咬合性外傷: 歯ぎしりや食いしばりが原因で、歯や歯根膜に過剰な力がかかり、痛みを引き起こします。

・歯周病: 歯を支える歯肉や骨が破壊され、歯が不安定になり、噛むと痛みを感じるようになります。

・根尖性歯周炎: 歯の根元に炎症が生じ、強い痛みや腫れを引き起こすことがあります。

・上顎洞炎: 鼻の奥にある空洞(上顎洞)が炎症を起こし、歯に痛みが伝わる症状です。

 

これらの症状は、適切な治療を受けないと悪化し、さらに深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。
噛み合わせが悪い状態は、単に歯や顎に影響を与えるだけでなく、体全体の不調をもたらすことがあるため、痛みが続く場合は早めに歯科医院で診察を受けることが大切です。

 

咬合性外傷とは?原因と治療法

咬合性外傷とは、歯ぎしりや食いしばりによって歯や歯根膜が傷つく状態を指します。
これらの行動は無意識に行われることが多く、特に夜間の歯ぎしりは顎や歯に強い力がかかり、朝起きたときに歯や顎が痛む原因となります。
こうした過剰な力が歯に加わると、歯根膜や歯を支える骨に損傷を与え、噛むと痛みを感じることがあります。

治療としては、マウスピースを使って歯にかかる力を分散させることが一般的です。
また、かみ合わせの調整を行うことで特定の歯に負担が集中しないようにします。
症状が長引く場合は、咬み合わせの再調整や適切なストレス管理を行い、歯ぎしりや食いしばりを抑えることが大切です。
早期に対処することで、歯や顎の健康を守ることができます。

 

歯周病による噛み合わせの痛み

歯周病は、歯を支える歯肉や骨が細菌によって破壊される病気で、進行すると歯が不安定になり、噛むと痛みを感じることがあります。
初期段階では症状がほとんどなく、自覚しにくいことが多いですが、進行すると歯茎の腫れや出血、歯のぐらつきが見られます。
さらに悪化すると、歯が抜けてしまうこともあります。

歯周病の治療は、歯石除去や歯周ポケットの清掃を行い、歯周組織の健康を取り戻すことが重要です。
また、日々の正しいブラッシングと定期的な歯科検診が予防に効果的です。
歯茎に違和感や痛みを感じた場合は、早めに歯科医に相談し、適切なケアを受けることをおすすめします。

 

根尖性歯周炎の痛みと治療

根尖性歯周炎は、歯の根の先端に炎症が生じ、噛むと強い痛みや歯ぐきの腫れを引き起こします。
主な原因としては、虫歯の進行や過去の治療による感染、歯の外傷などがあります。
歯根の内部に細菌が入り込み、感染が広がると膿が溜まり、噛むたびに激しい痛みを引き起こします。

治療としては、根管治療を行い、感染した部分を除去し、炎症を抑えることが必要です。
場合によっては、歯ぐきを切開して膿を排出する手術が必要なこともあります。
放置すると症状が悪化し、抜歯が必要になることもあるため、早めの治療が重要です。
根尖性歯周炎の症状が見られた場合は、早急に歯科医院を受診し、適切な処置を受けましょう。

 

上顎洞炎による歯の痛み

上顎洞炎は、鼻の横にある上顎洞が炎症を起こし、歯に痛みが伝わる状態です。
これは、虫歯や歯周病が原因で発症することもあります。
主な症状としては、歯が痛むだけでなく、鼻づまりや頬の腫れ、頭痛などが挙げられます。
歯の痛みがある場合でも、実際には歯自体に問題がないことも多く、上顎洞炎が原因であることも考えられます。

治療方法としては、まず炎症の原因を取り除きます。
歯の問題が原因であれば、根管治療や抜歯を行い、その後に上顎洞の洗浄や抗生物質による治療を行います。
上顎洞炎は耳鼻科と連携して診断・治療を行うことが多く、歯や鼻の周辺に違和感を感じた場合は、早めに専門医に相談することが大切です。

 

噛み合わせの悪さが全身に与える影響

噛み合わせが悪いと、歯や顎に過剰な負担がかかり、さまざまな健康問題を引き起こします。
例えば、顎関節に異常をきたすと、顎の痛みや頭痛、肩こり、さらには耳鳴りやめまいなどの症状が現れることがあります。
また、噛み合わせが悪いと、食べ物をしっかり噛むことができず、消化不良や胃腸の不調につながることもあります。

さらに、噛む力のバランスが崩れると、顔の筋肉に歪みが生じ、顔の輪郭が変わってしまうこともあります。
このように、噛み合わせの問題は、口の中だけでなく、全身の健康に大きな影響を与えます。
噛み合わせに不安を感じる場合は、歯科医に相談し、適切な治療を受けることで、健康な口腔環境と体のバランスを取り戻すことができます。

 

噛み合わせの問題は、早期の診断と治療が重要です。
適切な治療を受けることで、痛みや不快感を取り除き、健康な生活を取り戻すことができます。
噛み合わせに問題を感じたら、迷わず専門の歯科医に相談しましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

ワイズデンタルキュア東京

理事長 三井 祐一郎 | Mitsui Yuichiro

日本歯科大学新潟歯学部(現・新潟生命歯学部)卒業後、勤務医として東京都渋谷区、北区で勤務、 2007年Y’s Dental Cure開院

【略歴】
日本歯科大学新潟歯学部(現・新潟生命歯学部)卒業
Y’s Dental Cure開院

 

東京都の矯正治療・セラミック治療専門審美歯科
ワイズデンタルキュア東京
住所:東京都豊島区目白3丁目4−11 Nckビル 3階
TEL:03-3953-8766
Instagram: ys.dentalcure