アデノイド顔貌の原因と治療法東京都豊島区目白の歯医者・審美歯科、ワイズデンタルキュア東京です。
「なんだか口元が出ている気がする…」と感じたことはありませんか?
もしかしたら、それはアデノイド顔貌かもしれません。
アデノイド顔貌は、アデノイドの肥大や口呼吸が原因で、横顔や顔立ちに影響を及ぼします。
今回は、歯科医師が解説するアデノイド顔貌の特徴や原因、口元の悩みを改善する方法についてご紹介します。
アデノイド顔貌について詳しく知ることで、今後の治療やセルフケアの選択肢が広がり、健康的な顔立ちへの理解が深まります。
適切な治療法を理解し、必要に応じて早めの対策を講じることが、美しい口元を保つ第一歩です。

 

アデノイド顔貌とは?特徴と見た目の変化

アデノイド顔貌は、鼻の奥にあるアデノイド(咽頭扁桃)が肥大し、口呼吸が続くことで顔つきに変化が生じる状態です。
この状態になると、正面から見た顔は縦に長くなり、鼻の下が伸びたように見える特徴があります。
横顔では下顎が小さく見え、上顎の前歯が突き出しているように見えるのが一般的です。
唇が乾燥しやすく、歯並びが乱れがちになるため、審美面だけでなく、口内環境の衛生面でも問題が生じることがあります。
また、口呼吸により鼻が通りにくく、睡眠中にいびきをかきやすくなることもあります。

 

アデノイド顔貌の原因 口呼吸と習慣の関係

アデノイド顔貌は、アデノイド肥大や口呼吸が原因で引き起こされることが多いです。
特にアデノイドが肥大すると鼻からの呼吸が難しくなり、口呼吸の習慣がついてしまいます。
このため、口元が常に開いてしまい、口周りの筋肉が緩んで下顎の発育が抑制され、顔つきに変化が生じます。
また、アレルギー性鼻炎や指しゃぶり、爪噛みの癖があると、アデノイド顔貌が進行しやすくなると考えられています。
これらの要因を取り除き、正しい呼吸方法を保つことが、顔つきの変化を防ぐために重要です。

 

アデノイド顔貌と口ゴボの違い

アデノイド顔貌と似た症状に「口ゴボ」がありますが、両者には明確な違いがあります。
口ゴボは上下の唇が前に出た状態を指し、医学用語ではなく一般的な表現です。
アデノイド顔貌は口元の突出だけでなく、下顎が後退し、顔全体が縦長になるのが特徴です。
口ゴボの場合は、唇や歯並びが突出しているものの、下顎の位置は正常であることが多いです。
この違いを理解することで、適切な治療の検討がしやすくなります。

 

アデノイド顔貌の健康への影響

アデノイド顔貌には、見た目以外に健康へのリスクもあります。
口呼吸が習慣化すると、乾燥による虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。
さらに、睡眠中のいびきや無呼吸症候群を引き起こす場合があり、日中の集中力低下や疲労の原因になります。
幼少期にアデノイド顔貌が進行すると、将来の顎や顔の成長にも影響が出るため、早期に対応することが望ましいです。
日常的に口呼吸になっていないかを意識し、症状がある場合は専門医に相談するのが良いでしょう。

 

アデノイド顔貌の治療法 子どもと大人で異なる方法

アデノイド顔貌の治療方法は、年齢によって異なります。
子どもの場合、口腔筋機能療法(MFT)や舌の位置を整えるトレーニングで改善を図ります。
また、歯列矯正や鼻呼吸の指導が効果的です。
大人の場合は、歯列矯正や外科手術による改善が一般的で、重度の場合は顎の骨を移動させる外科的手術も検討されます。
歯並びの改善や顎の位置の調整によって、見た目の改善が見込めるだけでなく、口呼吸の習慣から脱却できるように治療が進められます。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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