マウスピース矯正の良く起こる失敗⑥正解はひとつではない
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
これまで、歯は植物であり、それに対して骨は植木鉢
というたとえでお話を進めてきました。
植木鉢が小さいと検査でわかった時
選択肢は一つではありません。
植木鉢を大きくする。
植物を整理する。
根の向きを整える。
どれも正しい方法です。
しかし、
どの方法が適しているかは
植物によって違います。
矯正治療も同じです。
ある方には
外科矯正が適しています。
ある方には
抜歯矯正が適しています。
ある方には
非抜歯矯正が適しています。
そして、
セラミック治療や補綴治療を組み合わせた方が
良い結果になることもあります。
その方の
歯根
骨
骨格
顔貌
それらを診て、
最も適した方法を選ぶことです。
私たちは、
まず植木鉢を測ります。
CTで歯根を確認する。

セファロで骨格を確認する。

顔貌から口元やフェイスラインを確認する。

そのうえで
治療計画の立案をします。だから同じ出っ歯でも
上の歯が出てるのか、下の歯が引っ込んでいるのか?
それぞれ違うのです。
正解はひとつではない
大切なのはあなたの植木鉢にあった方法を選ぶ
ということです。
植木鉢のサイズを見繕いましょう!
2026.06.11 デジタルスキャン, ハーモニー矯正, 噛み合わせ, 審美歯科, 歯列矯正, 無料検査・カウンセリング, 裏側矯正
マウスピース矯正の良く起こる失敗⑤植木鉢を大きくするという選択
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
前回のブログです。
私たちは歯を動かす前に
植木鉢を測る
というお話をしました。
では、植木鉢が小さかったとしたら、植木鉢が大きかったとしたら?
植木鉢で植物が大きくなったらどうしますか?

植木鉢を大きくしますよね。または、植物を小さくする。
歯のサイズと顎のサイズが合っていない時です。
歯列矯正も同じ考えがあります。
方法①
植木鉢を大きくする
外科矯正
植木鉢のサイズに明らかに問題がある。
植物なら植え替えです。
より大きい植木鉢に移す。
歯科では
骨格そのものを改善する治療になります。
方法②
植物の大きさを調整する
抜歯矯正
植物が植木鉢より大きすぎるなら
枝、葉を整理してスペースを作るという
考え方もあります。
歯科では
抜歯によって歯を並べるスペースを作ります。
植木鉢のサイズには問題ない、明らかに植木が大きくなりすぎ
そんなときの考え方です。
方法③
根の向きを整える
非抜歯矯正
実はスペース不足に見えても根っこの向きを変えることで
今の植木鉢に収まることもある。
そういう考え方が、非抜歯矯正です。
これらで大切なのは
植木鉢の大きさ
根っこの状態
植物の大きさ
それを測ったうえで
方法を選ぶことです。
失敗した!というときは診査診断で
抜歯矯正をしなくてはならないのに
非抜歯ですすめてしまった、とか・・・
診査診断のあやまりに多くあります。
とくにマウスピース矯正は、診査診断が難しいのです。
なのに簡単に歯科医師であれば手をつけられてしまう。
マウスピース矯正の失敗にはそんなことが原因となっています。

次回
第6話
あなたの植木鉢はどの大きさですか?
2026.06.09 マウスピース矯正, 歯列矯正, 無料検査・カウンセリング, 裏側矯正
マウスピース矯正の良く起こる失敗④植木鉢を測るのが精密検査
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
前回のブログです。
前回、
歯は植物
骨は植木鉢
というお話をしました。
そして、
植木鉢から根っこが飛び出してしまうと、
様々な問題が起こる可能性があることもお話しました。
では、
その植木鉢の大きさは
どうやって調べるのでしょうか?

植物を植え替える時、
植木鉢の大きさを確認せずに作業を始める人はいません。
- 植木鉢は十分な大きさなのか
- 根っこはどこまで伸びているのか
- 植え替えが必要なのか
まず確認するはずです。
歯科治療も同じです。
私たちは歯を動かす前に、
まず植木鉢を測ります。
そのために行うのが
精密検査です。
CTで見るもの

CTで見ているのは
歯並びではありません。
歯根です。
骨です。
歯根は骨の中に収まっているのか。
どこまで動かせるのか。
骨の厚みは十分なのか。
それを確認しています。
セファロで見るもの

セファロでは
骨格の位置関係を確認します。
上顎と下顎の位置。
前歯の傾斜。
口元の突出感。
植木鉢そのものの形を見ているとも言えます。
顔貌で見るもの

さらに私たちは
顔貌も確認します。
歯だけを見ていても
治療のゴールは決まりません。
横顔
口唇
顎先
笑顔
それらを含めて診断します。
歯を測るのではない
私たちが測っているのは
歯だけではありません。
歯根
骨
骨格
顔貌
つまり
植木鉢全体です。
だからこそ、
同じ歯並びに見える患者さんでも
治療方法が違うことがあります。
矯正だけが適している方もいます。
セラミック治療が適している方もいます。
外科矯正が必要な方もいます。
その判断は
植木鉢を測らなければできません。
次回
⑤植木鉢を大きくするという選択
外科矯正は失敗ではありません。
むしろ必要な症例では、
とても理にかなった治療です。
2026.06.08 噛み合わせ, 審美歯科, 歯列矯正, 無料検査・カウンセリング
マウスピース矯正の良く起こる失敗①
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
患者さんが考えるところのマウスピース矯正の失敗とは、一般的に

後もどりした
・下の前歯が少し重なってきた
・正中がずれた
など
出っ歯が治らない
・並んだけど、口元が変わらない
ガタガタが残っている
・そろっていない、ズレを感じる
そんなことを言われそうですがそこではありません。
しかし本当にみるべきところはそこなのか?
大事なところは・・・・
次回は歯は植物、骨は植木鉢のお話をします。
2026.06.01 マウスピース矯正, 受け口, 歯列矯正, 無料検査・カウンセリング
フルマウス治療とは何ができるのか?②
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
フルマウス治療とは、
お口の中を部分的ではなく「全体的に整える治療」 のことです。むし歯の治療だけ、1本だけ被せ物をする…というような治療ではなく、
噛み合わせ
見た目(歯並び・色)
噛む機能
歯ぐきや骨の状態
などを トータルで改善する治療 です。
① 歯がたくさん失われている・ボロボロになっている

例えば
抜けた歯が多い
むし歯や古い被せ物がたくさんある
奥歯でしっかり噛めない
このような場合は
一部だけ治しても また別の場所が悪くなる可能性があります。そのため、お口全体のバランスを整える治療を検討します。
②歯がすり減って噛み合わせが低くなっている
例えば
歯ぎしり・食いしばりが強い
歯が短くなってきた
顔が老けて見える感じがする
この場合
噛み合わせの高さを回復する治療が必要になることがあります。③重い歯周病で歯がグラグラしている
歯ぐきの病気が進んでいる
歯の位置がずれてきた
噛みにくい
このような場合は
歯ぐきの治療後に、全体の噛み合わせを整えます。④見た目と噛みやすさを一緒に改善したい

前歯の見た目が気になる
しっかり噛めない
歯並びや色も気になる
見た目だけでなく「長く使えるお口」にすることが目的です。
2026.03.18 くいしばり, セラミック, 咬合, 噛み合わせ, 審美歯科, 歯列矯正, 無料検査・カウンセリング, 虫歯, 顎関節, 顎関節症
奥歯がいたいけど、どうして痛いのか歯医者さんもわからないそんな時②
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
先日の投稿の続きです。
既往歴としては、歯列矯正をした。歯列矯正をする前はしゃくれ気味であった
(切端咬合)
そして今、右奥歯が痛いとのこと
地元の歯科医師はわからないということでした。
お口の中とCTをみて

わかったことは

この上下の噛み合わせ関係。これが横に動かすときに引っ掛かっているんです。
それは結果、上の奥歯を揺らしていて、6番目と7番目の歯の間を広げ、そこが歯周病となっていました。
またしゃくれ気味の方を矯正した時、顎にダメージが出ている時
この方は顎関節症にもなっていました。そういう時、じつは顎は無意識に
前に出たがっています。もとに戻りたがっているのです。
この際、顎が前に出る時なにがおきているか

このように奥歯がぶつかる位置にあります。
下の一番奥の歯は親知らずです。
このお悩みは、
下の親知らずを抜くことで解決するはずです。
歯列矯正は噛み合わせの治療です。
親知らずは噛み合わせを阻害することが多いです。
歯列矯正をする際は、親知らずを抜歯なさる方がよろしいことが多いです。
良くなるといいですね。
2026.02.12 くいしばり, 受け口, 咬合, 噛み合わせ, 歯列矯正, 無料検査・カウンセリング, 顎関節, 顎関節症
奥歯がいたいけど、どうして痛いのか歯医者さんもわからないそんな時①
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
先日遠方から、患者さんがいらっしゃったのですが
奥歯が痛いのに、どうして痛いのか歯医者さんもわからないとのこと
局所的な虫歯の有り無しみたいなことは説明を受けているようでしたので
全体でみてみようかな?
CTをお顔レベルで全体で!

どうですか?すごいでしょ。
これで何が起きているか見てみればいいんです。さてさて何かおかしいところがあるかなあ。
2026.02.10 くいしばり, セラミック矯正, デジタルスキャン, 審美歯科, 歯列矯正, 無料検査・カウンセリング, 顎関節, 顎関節症
皆が知らない!本当の顎の歪みの治療 ④
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
前回の顎の位置を、スプリントという器具で求めましたが
その位置を咬合器という器具に模型をトレースすると

こんな風に下の顎が真ん中に動き、
その位置で噛ませればいいんだ、という位置が具体的にわかります。
その位置を目標に、歯列矯正、セラミック治療をすることが
本当の噛み合わせの治療です。
2025.07.17 くいしばり, セラミック, 咬合, 噛み合わせ, 歯列矯正, 無料検査・カウンセリング, 顎関節, 顎関節症
皆が知らない!本当の顎の歪みの治療 ③
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
顎のゆがんでいる方で、それを治せる、治せる傾向にある方は
骨の変形が見られず
骨の変形ではなく、顎の関節の位置異常の方です。
そのような方は顎関節のCTスキャンを撮ると下のように映ります。

顎関節の頭が向かって右の片側は鮮明に見えていますが、
向かって左の方はあまり見えていません。
これはつまり
左右差があるということです。
ここから歪みは発生しているということです。
こういう場合は、この歪みは噛み合わせからくる歪みで
歯並びの悪さや歯科治療でのかぶせ物の高径によったり
様々です。
次の画像です。


簡単に言うなら、スプリントで噛み合わせを忘れさせれば
顎の位置はマイルドに整うということです。
その位置で噛ませて作るのです。
2025.07.09 くいしばり, セラミック, 咬合, 噛み合わせ, 歯列矯正, 無料検査・カウンセリング, 顎関節, 顎関節症
抜歯矯正の治療期間のこと2 ロスト
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
前回の続きです。
歯列矯正の期間のお話をしていましたが、下の画像を見てください。
これは歯列矯正を一年で済ますという、PRで歯科矯正を行っている
歯科医院の患者さんのCT画像です。
経過一年でそこそこ並んでいましたが、骨のロスト消失が半端なく
歯の動揺が強かった為、セラミックを使用して治療しました。

骨だけでなく根の先もかなりロストしていて
急速矯正の恐ろしさを感じざるをえません。

今回の症例のような、抜歯矯正での骨格に影響をあたえるような
歯列矯正は、3年半以上かけないと、同じようなロスト
歯茎のロスト、骨のロスト、根の先のロストなどを引き起こして
矯正どころか歯が抜けてしまいます。


歯列矯正、時間がかかるのは嫌ですよね。
ですけど、時間のかけ方で歯列矯正のデメリットも回避できる、そう考えると
+一年も悪いことではないです。
歯列矯正のタイムスケジュール、考え直してもいいのではないでしょうか?


