セラミックで前歯をデザイン勢に知っておいてほしいこと①石原さとみになりたい
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
前歯をセラミックにしたいと言われる方々によく望まれることに
それは
前歯を内向きにしたい です。
石原さとみになりたい勢はこれです。
まず一般的な歯並びをみましょう。
前歯の一般的な滑走の仕方をみてください。
前歯を傾斜した模型を作製してみました。
次回動きを見てみましょう。
CAD-CAM冠は本当に大丈夫なのか?③皆が話していないコト
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
さて、お話しているCAD-CAM冠ですが、昨日は柔らかいのでたわむことが
脱離の原因になっているのではないかとお話いたしました。
仮歯がとれるというのも、たわむことが関係していると思います。
ここで考えてほしいのは、あらためて材料の硬さということです。
CAD-CAM冠はブリッジという構造は認められていません。
つまりは柔らかい、そして強度がないということを示唆しています。
ブリッジが製作しやすい主な材料は、メタル金属、セラミックならジルコニアを
使用する、または二ケイ酸リチウムとなります。
つまりそれらは硬いと分類できます。
ではCAD-CAM冠、削る際に推奨されるのは 厚み です。
たとえば金属をかぶせるなら

このようでも、CAD-CAM冠のように厚みが必要なら

この赤いくらいの厚みが必要なので歯は黒いラインのようになります。
これ、相当体積、歯が小さくないですか?
これによる、歯のダメージ、将来性、再治療可能性、考えてみてください。
なによりこのような、厚みを材料に持たせるため、
歯を削ること、そして材料の悪さを考えると
CADーCAM冠を家族には絶対入れないという、歯科医師が多いことも
頷けます。
CAD-CAM冠は本当に大丈夫なのか?② たわむ??
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
昨日からお話しています、CAD-CAM冠は大丈夫なのか?です。
私の肌感で、15年ほど前の広まりはじめのCAD-CAM冠 保険ではないですが
ラバアルティメットというハイブリッドブロックが、私が下手なのかやたら取れるなあと
思っておりました。
しかしながら、当時仲良くしていたほかの先生方も同じようなお話をしていた始末。
なんか外れないか???
そうこうしていたら、ラバアルティメットは急に販売中止になりました。
この件に関しましては見識者の方がより詳しいかと思いますが、思うところをお話したいと
思います。
そのころ、取れやすかった原因を話し合ったのですが
結論、やわらかい分たわむのではないか?と思いました。
ハイブリッドセラミックは、正直ほとんど樹脂です。
極論、仮歯の良いやつです。
セラミックはガラスです。
プラ板とガラス板です。これらであおいだらどうなるかと
考えたらわかるかと思います。

画像はじつはセラミックですが、たわむということは
このようなことです。
たわめば剥がれる力がかかります。
CAD-CAM冠は本当に大丈夫なのか?①
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
これは、一歯科医師の肌感でしかないなんのエビデンスもないお話なので
お気軽に聞き流していただいて結構です。所詮は15年前くらいの思い出話から
お暇でしたらお付き合いください。
昨日インスタグラムのストーリーズでも流したのですが
CAD-CAM冠て、外れやすくないですか?
というお話をしました。
まあ、既にCAD-CAM冠という時点で今では保険診療で使用するアイテムです。
諸事情により、保険の銀歯(12%金銀パラジウム冠)に置き換わっていっている
治療材料です。
以前、15年程前でしょうか CAD-CAM冠はまだまだ保険外診療で登場いたしました。
それは3Mのラバアルティメットという材料ブロックだったのですが
私は相当気に入っていて

こんな感じでミリングマシンというもので、患者さんの歯を
作り出していました。


朝から晩まで何本もよく装着させていただいたものです。
理由は、
製作時間が短い
艶出しがしやすかった
色も種類がたくさんあった
セラミックに比べてコストが安いので患者さんのチャージが安かった
ということです。
純粋なセラミックも相当数装着させていただいていましたが
肌感として、そのラバアルティメットは、なんだかやけに外れるな??
だったのです。その外れ方は、なんだか仮歯が取れるときに似ているなあ、というのがその感覚です。
まあ取れたらつければいい、特に今なら保険で治されている場合は治療部位は必ず
噛み合わせは強いところ
だと思います。
つづく
セラミックでの治療を最小限で美しく仕上げる方法 ⑩ 総括 終わりに
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
セラミックの様々な製作方法を見ていただきましたが、
大事なのは仕上がりからの逆算です。

私は向かって左側のものの方が高級だと考えていますが
人によっては右側のものの方が綺麗という方もいます。
人の手間としては左側のものの方がかかっていることも
ここまでのお話でわかっていただけたと思います。
最終的にどのようなものを求められているのかは
白ければなんでもいいではなく
我々歯科医師は、この小さな白い構造物に対して
ちいさな違いで大きな違いです。
製作方法、製作材料をコーディネートするのは私たちです。

色調、硬さ、透明感、様々なニーズを確認しつつ製作していきます。

すべてはカウンセリングからです。
歯の治療はオーダーメイド
スーツを着ていく先が、結婚式であるのか?
はたまた告別式なのか、なにも聞かずに
お洋服を作ることはないです。
カウンセリングでお会いしましょう、セラミックは多彩です。
2025.04.01 セラミック, セラミック矯正, 審美歯科, 無料検査・カウンセリング
セラミックでの治療を最小限で美しく仕上げる方法 ⑨ いろんな歯の作り方ジルコニア4
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
今回はジルコニアベースの作成をお見せします。

このように歯を削った形を取り込みます。

ベースの形を作ります。これがジルコニア。


このように出来上がります。
このジルコニアはキャップ状ですから

このような状態です。これにセラミックを盛っていくのです。

これを窯で焼きます。

焼いたもの

焼くと溶けてつやが出ます。
いろんな色のセラミックをその方の歯にあわせて盛っていきます。

これの繰り返しで出来上がります。

まさに本物の歯。
◇どなたか、一緒に働きながら勉強しませんか?歯科医師、歯科衛生士
メールにてご連絡ください。◇セラミックでの治療を最小限で美しく仕上げる方法 ⑧ いろんな歯の作り方3
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
今日は昨日の続きのセラミックを仕上げていきます。

CAD-CAMで削り出したセラミックのベースです。

これを内部構造に合わせてその色の入る部分を削ります。

ここはマメロン構造は物理的+色で表現していきます。

色を付ける前の完成。

様々な色のガラスを乗せて、窯で焼くことを繰り返します。

完成です。

これが一つの自然感がありつつ、皆さんが望むところの
白くなりたい!というものの到達点でもあるかもしれません。
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メールにてご連絡ください。◇2025.03.30 セラミック, セラミック矯正, 審美歯科, 無料検査・カウンセリング
セラミックでの治療を最小限で美しく仕上げる方法 ⑦ いろんな歯の作り方2
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
先日からいろんなセラミックの製作方法についてお話しています。
今回は、CAD-CAMを利用した、セラミックの作成方法をお話いたします。
前歯6本、ラミネートべニアとクラウンの混合で型をとりました。

もはや症例自体、15年前のもので今よりもセラミックも弱いので
歯を削る量が多くなっているので、お恥ずかしいです。
この型をデジタルスキャンします。

出来上がったデジタルの型がこちら

デジタルで歯のベースを作成していきます。


CAD-CAMで削り出します。




このようにベースとなる歯は出来上がりました。
つづく
2025.03.29 セラミック, 噛み合わせ, 審美歯科, 無料検査・カウンセリング
セラミックでの治療を最小限で美しく仕上げる方法 ⑥ いろんな歯の作り方1
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
今日からはいろんな歯の作り方をご紹介していきます。
セラミックと言えど、種類があります。
近頃はセラミックとジルコニアが別物のように言われる方がいますが
それを学んだソースが怪しいです。
歯科医院から学んだなら、そこの歯科医院の作るセラミック類は
確実に美しくはないです。
ジルコニアはセラミックです。
今日はこういう色の出し方があるというお話です。

普通であれば、歯の色合わせをしてその歯を作成しますが
セラミックは透けやすいです。
ですので、内部の歯の色にセラミックの色が左右されます。
なので、被さる支台歯も画像をとり、セラミックでそのまま作製します。

内部の立体物にあわせて外部を作っていく、という方法です。

これこそ内部構造から作る、本物の歯を作るという方法と言えます。

色を3Dで表現する、ということにはこのような努力をしていることも
あります。
では、また明日
セラミックでの治療を最小限で美しく仕上げる方法 ⑤ 新しい歯の削り方
こんにちは、ワイズデンタルキュアです。
今日は、セラミック治療の先進的な削り方についてお話いたします。
世の中には、歯科技工士さえ上手ければどんな風に歯を削ってもごまかせると
歯医者さえ、口にする方がいますがもちろんそれは嘘です。
下の症例です。

上が6本セラミックで仕上げてあります。


いままではセラミックは、境目を歯茎の高さよりも下
にすることがセオリーでした。
そうすると、
1.歯を削る量が体積として多くなる。結果神経に影響する。
2.歯茎が影響を受けて、下がっていくことがある。
3.磨きにくい
そういうことがデメリットとして考えられました。
これらを今の強度がでてきたセラミック材料を使用することで
改善できたのが、歯茎すれすれを境目とする方法。
削る量も一目瞭然。

歯茎すれすれの境目もこのような感じです。
このような方法は歯茎が影響を受けにくいので
対口臭として使用できるのです。

これが最新のセラミック補綴です。


